Agilent 4300 ハンドヘルドFTIR|分析室を飛び出し、あらゆる現場へ携帯可能。赤外分光分析の可能性を広げる革新的ソリューション

Agilent 4300 ハンドヘルドFTIR|分析室を飛び出し、あらゆる現場へ携帯可能。赤外分光分析の可能性を広げる革新的ソリューション

カテゴリー
FTIR赤外分光光度計 ハンドヘルド その場分析
分野
材料一般 / エレクトロニクス / 食品 / 化学
メーカー名
Agilent

「測定したい場所」でその場分析ができる、迅速な原因究明と効率化を提供

材料の品質確認や劣化診断、異物分析など、さまざまな分野で活躍するフーリエ変換赤外分光法(FTIR)。従来は試料を分析室へ持ち込むことが一般的でしたが、大型設備や移動困難な対象物では、試料採取そのものが課題となります。

こうした課題を解決するのが、Agilent 4300 ハンドヘルドFTIRです。

本製品は、FTIRの優れた分子構造解析能力をコンパクトなハンドヘルド型装置に凝縮。測定対象のある場所へ装置を持ち込み、その場で材料の化学的情報を取得できます。

最大の魅力は、単なる小型化ではありません。交換可能なサンプリングインターフェースによって、測定対象や分析目的に合わせてアプリケーションを柔軟に拡張できることにあります。

1. 多様な測定ニーズに応える独自のサンプリング技術

Agilent 4300の大きな特長は、測定目的に応じて選択できるワンタッチ交換式サンプリングインターフェースです。

ATR(全反射測定)、拡散反射、正反射、高感度反射などの測定方式を活用することで、樹脂、塗膜、複合材料、粉末、表面処理材など、性状の異なる試料に対応できます。

例えば、ATR測定は材料表面の化学組成や樹脂の識別に適しています。一方、反射測定は対象物の形状や表面状態に応じた非破壊評価に活用できます。

従来、試料の性状によって測定装置や前処理を変更する必要があった場面でも、適切なインターフェースを選択することで、分析の自由度が広がります。

1台の装置を複数の用途へ展開できる拡張性は、Agilent 4300ならではの重要な価値です。

2. 自動車、航空宇宙から文化財まで。広がるアプリケーション

Agilent 4300は、幅広い産業分野で活用できるポテンシャルを備えています。

複合材料分野

自動車や航空機などに使用される複合材料では、樹脂の硬化状態や表面処理の品質が製品性能に影響します。Agilent 4300は、複合材料の硬化評価、表面汚染の確認、コーティング状態の評価などに活用できます。大型部品を移動させずに測定できる点も魅力です。

自動車・高分子材料分野

樹脂やゴム、接着剤、塗料などの材料識別、劣化状態の比較、品質確認に応用できます。製造工程での材料確認から、不具合発生時の原因調査まで、幅広い場面で利用価値があります。

文化財・美術品の保存修復分野

移動や試料採取が難しい文化財、美術品、歴史的建造物などの調査にも有用です。適切な反射測定を選択することで、対象物への負担を抑えながら、表面材料や修復材料に関する情報を取得できます。

塗料・コーティング分野

塗膜や表面処理材料の化学的な違いを評価でき、材料の識別、経年変化の確認、不具合解析などに役立ちます。

製造業・保守点検分野

受入検査、製造工程での品質確認、設備の保守点検などにも展開可能です。分析対象を実験室へ運ぶ工程を削減し、現場での迅速な判断を支援します。

このように、Agilent 4300は特定の業界に限定されず、「現場で化学情報を取得したい」という共通のニーズに応える分析プラットフォームとして活用できます。

3. 操作性と携帯性を両立した現場志向の設計

Agilent 4300は、約2.2 kgの軽量なハンドヘルド設計を採用しています。

バッテリー駆動に対応し、電源設備が限られる場所でも測定できます。装置を対象物へ近づけて測定できるため、大型構造物や固定設備などの検査にも適しています。

また、専用ソフトウェアによるスペクトル取得・解析機能を活用することで、材料識別やスペクトル比較、その場定量などの評価を効率化でき、さらにスペクトルはラボ用解析ソフトウェアでの解析が可能です。

複雑な前処理を必要としない測定方式を選べることも、現場での作業負担を軽減するポイントです。

4. 分析を現場へ移すことで生まれる価値

Agilent 4300を導入するメリットは、分析時間の短縮だけではありません。

試料の採取・運搬を減らすことで、測定対象への負担を抑え、検査工程の効率化が期待できます。また、製造現場や保守点検の場で化学的情報を取得できれば、品質異常の早期発見や迅速な原因調査にもつながります。

さらに、サンプリングインターフェースの選択によって新たな用途へ展開できるため、導入後も分析ニーズに応じた活用範囲の拡大が期待できます。

まとめ ― 1台から広がる、現場FTIR分析の可能性

Agilent 4300 ハンドヘルドFTIRは、携帯性、測定方式の柔軟性、幅広いアプリケーションへの対応力を兼ね備えた分析装置です。

航空宇宙、複合材料、自動車、文化財、コーティング、製造品質管理など、活躍のフィールドは多岐にわたります。

「試料を分析装置へ運ぶ」から「分析装置を試料のある場所へ運ぶ」時代へ。

Agilent 4300は、現場での化学分析をより身近にし、新たな品質管理・材料評価の可能性を切り拓きます。

 

デモ、見積、貸出評価などご希望ございましたらお気軽にお問い合わせください。

主な仕様

※対応する測定方式、測定範囲、ソフトウェア機能などの詳細は、使用するインターフェースや装置構成によって異なります。

項目 内容
製品名 Agilent 4300 ハンドヘルドFTIR
分析方式 フーリエ変換赤外分光法(FTIR)
装置形態 携帯型・ハンドヘルド
重量 約2.2 kg
サンプリング 交換式インターフェース
測定方式 ATR、拡散反射、正反射、高感度反射など
電源 充電式バッテリー駆動に対応
主な分析対象 樹脂、複合材料、塗膜、接着剤、表面処理材料など
データ処理 スペクトル取得、比較、解析

 

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