HAAKE 落球式粘度計
- カテゴリー
- 落球式粘度計
- 分野
- 食品/化学/潤滑油/医薬品
- メーカー名
- サーモフィッシャーサイエンティフィック
低粘性から高粘性まで幅広く対応
長年の実績に伴う高い信頼性を誇る落球式粘度計
HAAKE落球式粘度計(Type C)は、長年にわたり信頼されてきたシンプルなニュートン流体用(せん断速度とせん断応力が比例する流体)粘度測定システムです。透明な液体中を球が落下する時間から流体の絶対粘度を算出し、水のような低粘度流体に対してでも高精度で粘度を測定可能です。樹脂・ポリマー溶液や医薬品試験、飲料、化粧品、食品など多彩な分野の品質管理や研究用途に活用されています。*製品持ち込みデモ、サンプルテスト、レンタル可能です。
特長:
- 高精度かつ標準準拠: HAAKE落球式粘度計C型は測定精度が極めて高く、DIN 53015およびISO 12058など国際規格に準拠した公式標準器です。透明なニュートン流体の動粘度を正確に測定でき、基準となるデータ取得に貢献します。
- 簡便な操作性: 電源不要でストップウォッチだけで正確な粘度測定が行えるシンプル設計です。構造が分かりやすく特別な習熟を要さないため、どなたでもすぐに使いこなせます。維持費も低く経済的で、現場での迅速な粘度チェックに貢献します。(日常の品質管理に最適)
- 幅広い測定範囲:0.5~100,000mPa・sという非常に広い粘度レンジを、-20~+150℃の温度範囲で測定が可能です。付属の6種類の測定球を使い分けることで、水のような低粘度液体から高粘度の樹脂試料まで対応できます。
- 幅広い用途: 透明なニュートン流体であれば、化学(ポリマー溶液・溶媒)、医薬(原料グリセリン)、食品(糖液)、鉱油(オイル)など多岐にわたるサンプルの粘度測定に利用できます。化粧品や洗剤、塗料など日常製品の品質管理にも有用です。
- 業界規格への対応: 落球式法はASTM D1343「セルロース誘導体の粘度試験」に採用されています。またビールや麦汁の粘度測定にも用いられ(MEBAK基準)、醸造分野の品質分析にも活用されています。
*正確な粘度を測定するためには循環恒温槽による温調が必要です。
主な仕様
| 粘度範囲 | 0.5mPas~100,000mPas |
| 適用温度範囲 | -20℃~150℃ |
| 再現性 | <0.5% |
| 落球仕様 | 6個標準装備(1、2:ホウケイ酸ガラス、3、4、5、6:ニッケル鉄合金) |