OCT(光干渉断層撮影)システム

OCT(光干渉断層撮影)システム

カテゴリー
OCT
分野
材料一般 / 医薬品 / 化学
メーカー名
システムズエンジニアリング

医療、皮膚科学から工業材料まで、隠れた構造を非破壊で観察する高精細OCTプラットフォーム

OCT(光干渉断層撮影)は、物質の屈折率差を利用して試料内部の微細構造を高速・高分解能・非侵襲に画像化する技術です。システムズエンジニアリング社のOCTシステムは、この技術により皮膚組織から工業材料まで様々な対象物内部の3D/2D断層像を非破壊で取得可能です。 皮膚用の高分解能LC-OCTシステム(Damae Medical社 deepLive)は、皮膚科学研究や貼付剤・化粧品開発の現場で必須のツールとして活用が始まっています。また医療分野で培われたOCTは工業分野の非破壊検査にも幅広く応用が進んでおり、接着層・樹脂・フィルム内部の隠れた欠陥検出など、従来困難だった品質管理、製品検査に新たなソリューションを提供します。 *デモ、サンプル測定可能です。

 

各製品の主な特長 

  • 非侵襲で皮膚内部をリアルタイム観察(LC-OCT): 皮膚内部構造を真皮領域まで単一細胞レベルの超高解像度で捉え、組織を傷つけず迅速に観察できます。in vivoでの「光の生検」により、生体内の表皮・真皮境界やコラーゲン繊維、血管網の可視化が可能です(用途:皮膚研究・化粧品評価)。

   

 

  • 深部の観察と動的な計測により幅広いアプリケーションで活用(SS-OCT): 透過性の高い近赤外光を利用し、数mmレベルの深部までを非侵襲的に観察できます。高速スキャンとリアルタイム性に優れ、3Dボリュームのデータを短時間で取得し、試料の断面観察ができます。SS-OCTは、医療分野では眼科の網膜診断から皮膚・歯科・循環器まで応用が広がり、工業分野でも材料内部の欠陥検査、金属表面の保護コーティング膜下面の腐食、接着評価、層厚測定、生産ライン上でのモニタリングなど多彩な用途で活用可能です。

 

  • SS-OCTの応用アプリケーション3 次元表面形状高精度測定装置: 被検体の表面形状の3D立体画像を10nm以下の深さ感度で測定します。計測可能深さは3.5mm、横方向測定範囲は高分解能モードでは4mm×4mm 、通常分解能モードでは8mm×8mm です。横方向の測定範囲はカスタマイズ可能です。強い鏡面のような反射体から弱い反射体の測定を可能にするため、測定感度を大きなダイナミックレンジで変更できます。被検体の傾きと、対物レンズ光学系の非平坦性(テレセントリックからのずれ)を、測定後、連続的補正することができます。これにより、深さ方向と横方向の距離が正確に測定できます。濃淡表示の表面形状表示図(表面プロファイル図)の上に縦横のカーソルが表示されており、それらに沿った表面起伏の1次元起伏図(プロファイル図)が表示され、任意の2点間の深さと横方向の距離が計測可能です。(3次元立体視形状が表示されます)また7×7のガウス型フィルター(任意のフィルターに変更可能)が使用でき、必要な場合は画像を平滑化できます。表面検出の最適アルゴリズムは、被検体の反射率と形状により調整が必要ですが、被検体の特徴に合わせてカスタマイズ可能です。詳細資料リンク:https://www.systems-eng.co.jp/dcms_media/other/3D_OCT_documnet.pdf

 

  • 工業材料の内部欠陥を非破壊で可視化(顕微SD-OCT): 接合部や積層フィルムの内部を切断することなく観察し、接着不良やボイド(空隙)、異物混入を検出可能です。液体レンズ搭載の顕微鏡OCTにより樹脂溶着部の内部状態を約3µmの分解能で捉え、ヒートシール部の3D画像から欠陥箇所を迅速に特定できます(用途:接着層・樹脂・フィルムの品質検査)。

 

 

主な仕様

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