Thermo Scientific BioMate 160 UV-Vis分光光度計
- カテゴリー
- 紫外可視分光光度計
- 分野
- ライフサイエンス/医薬品/教育
- メーカー名
- サーモフィッシャーサイエンティフィック
ライフサイエンス向け専用メソッド標準搭載
幅広いアプリケーションに対応
Thermo Scientific BioMate 160は、生命科学分野の定量分析に特化したデュアルビーム式の紫外可視分光光度計です。核酸やタンパク質、細胞培養の自動測定アプリケーションを搭載し、研究や品質管理の現場で幅広いサンプル分析に対応します。190~1100 nmという広い波長範囲(波長精度±0.5 nm)をカバーし、長寿命のキセノンフラッシュランプを光源に採用することで安定した性能を長期間にわたり維持します。また、高解像度7インチ日本語タッチパネルと直感的な解析アプリ内蔵により、どなたでも簡便に操作できるユーザーインターフェースを実現しています。
*製品持ち込みデモ可能です。
特長
ライフサイエンス向け専用メソッド搭載: 核酸A260、タンパク質A280/A205、タンパク質比色分析法、OD600などライフサイエンス向けの定量プログラムを標準装備。分光光度計を用いた核酸のOD260定量は現在もっとも一般的な手法であり、本製品ではDNA/RNAの濃度・純度測定からタンパク質濃度の算出まで迅速に行えます。さらにOD600測定にも対応しており、細菌培養液の光学密度による増殖モニタリングなど幅広い微生物アッセイにも活用できます。
多様なサンプル測定オプション: 自動8連型セルチェンジャー(切替式タレット)や4連チェンジャー、20–60°C制御のペルチェ式恒温セルホルダー、シッパー(吸引式サンプル導入)やファイバー光学プローブなど、豊富なアクセサリに対応しています。これらにより多数サンプルの高スループット測定や温度制御が必要な実験にも柔軟に対応可能です。また、キュベットから試験管まで各種サイズの容器で測定でき、様々なサンプルタイプの分析に適しています。
直感的で簡単な操作性: 7インチの高精細カラー日本語タッチパネルを搭載し、測定から解析まで行えるアプリケーションが本体に内蔵されています。直感的に理解できるユーザーインターフェースにより操作トレーニングの負担が小さく、ライフサイエンス研究者からバイオ医薬品の品質管理担当者まで誰でも簡便に扱うことができます。
高い安定性と信頼性: デュアルビーム光学系の採用により長時間の測定でもベースラインが安定しており、ドリフトの少ない高精度な吸光度データが得られます。さらに光源には長寿命キセノンフラッシュランプを使用しており、典型的に5年以上(保証3年)の寿命を持つためランプ交換によるダウンタイムを大幅に削減します。これにより日常的な利用でも安定したパフォーマンスを発揮し、信頼性の高い結果を提供します。
主な仕様
| 測定波長領域 | 190~1100nm |
| 光学系 | デュアルビーム |
| 検出器 | 長寿命キセノンフラッシュランプ(3年保証) |
| 測光範囲 | -3A~+5A |
| サイズ・重量 |
35.5×38.5×19.5mm(L×W×H)、7.5Kg |