Thermo Scientific Nicolet iS50 FTIR赤外分光光度計
- カテゴリー
- FTIR赤外分光光度計
- 分野
- 材料一般 / エレクトロニクス / 食品 / 化学
- メーカー名
- サーモフィッシャーサイエンティフィック
最高クラスのパフォーマンス
ルーチン測定からリサーチ用途まで
圧倒的な信頼性をもつFTIR
Thermo Scientific Nicolet iS50 FTIR分光光度計は、圧倒するスペックで安心して使えるリサーチグレードのオールインワンFTIRです。中赤外から近赤外/遠赤外まで波長範囲を柔軟に拡張可能で、ビルトインされたATRやラマンなど多彩な分析手法を切り替えて使用できます。直感的でシンプルな操作性により初心者でも扱いやすく、高い性能と柔軟性を兼ね備えています。ポリマーや材料研究、バッテリー評価研究から、品質管理まで幅広く活用でき、分析作業の効率化と信頼性向上に貢献します。
特長
- 圧倒するスペックで安心: 0.09 cm-1の高分解能と55,000:1の高SN比を備え、微小なスペクトル差も見逃しません。卓越した性能がデータの信頼性を支え、精密な品質管理や高度な分析でも安心感を提供します。
- 波長拡張可能なリサーチグレードFTIR: オプションのモジュールや自動ビームスプリッタ交換機構により、中赤外から近赤外、遠赤外、さらには可視域まで測定範囲を拡大可能です。研究ニーズに応じて柔軟にシステムを強化でき、先端材料の多角的解析にも対応します。
- 遠赤外測定に対応した使いやすいビルトインATR: 本体内蔵のダイヤモンドATRユニットは中〜遠赤外領域(約5,000〜80 cm-1)まで測定可能で、遠赤外領域に特有の金属酸化物や無機塩、結晶構造の解析に利用できます。耐久性に優れ、付け替え不要ですぐATR測定が行えるため、様々な材料分析を行うラボで活用されています。
- 自動偏光子制御で分子配向性評価も容易: オプションの電動偏光子を導入すれば、偏光方向をソフトウェアから自動制御でき、複数偏光角度からの偏光IR測定(MAIRS2測定)も容易です。薄膜の分子配向解析など材料研究の高度なニーズにも応えます。
- 高速スキャン・ステップスキャン測定: 干渉計の先進設計により毎秒65スペクトル以上(iS50Rは90スペクトル/秒以上)の高速連続スキャンが可能で、瞬時の反応過程や経時変化の追跡に有効です。さらにステップスキャンにも対応し、周期現象の解析や時間分解測定など高度な分析にも活用できます。

主な仕様
| 測定波数領域 | 中赤外、近赤外、遠赤外、可視 |
| 最高分解能 | 0.09㎝-1 |
| S/N比(1分間積算、Peak-to-Peak) | 65,000:1 |
| 干渉計 | ダイナミックアライメント(スキャン中の干渉計調整)機能、オートアライメント機能 |
| 測定モード | リニアスキャン、ラピッドスキャン、デュアルチャンネル、ステップスキャン/TRS |
| 主なオプション |
ビルトインATR、偏光子/ビームスプリッタ自動切換え、MAIRS測定、FT-Raman、GC-IRなど |