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CO2 Methanation over Nickel Catalysts: Support Effects Investigated through Specific Activity and Operando IR Spectroscopy Measurements
複数の酸化物担体上のNi触媒を比較した結果、担体によるNi分散度や塩基性の違いが活性に影響することが明らかにしています。また、オペランドFTIRにより反応中に各触媒表面で生成する吸着中間種(ギ酸塩など)を観察し、その量に差があることが示されています。適度な塩基性と金属–担体相互作用を備えた触媒が高活性を示し、CO₂メタン化はギ酸塩経路で進行する可能性が示されました。
FTIR メタネーション 触媒
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Structural Effect of Ni/ZrO2 Catalyst on CO2 Methanation with Enhanced Activity
ジルコニア担持Ni触媒をプラズマ分解法で調製し、その構造とCO₂メタン化性能を検討しています。プラズマ処理によりNi粒子が高分散化され、主要な露出結晶面がNi(111)となった。この結果、NiとZrO₂担体界面での強い相互作用(活性酸素種の関与)が生まれ、CO₂メタン化活性が大幅に向上した。触媒の構造解析にはラマン分光などの手法も活用されています。
ラマン CO2 触媒反応
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In situ Raman spectroscopy studies for electrochemical CO2 reduction over Cu catalysts
電気化学的CO₂還元反応において、ラマン分光法をその場分析手法として用い、反応中の触媒表面構造の変化や中間体生成をリアルタイムで追跡した短報です。Cu触媒上のCO₂RRにおけるラマン分光の原理と応用例を概説し、触媒表面の構造進展や反応中間体の観測事例を示すとともに、CO₂RR機構解明に向けた課題と展望も述べられています。
ラマン CO2 触媒反応
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Multiscale analysis of the hydrate based carbon capture from gas mixtures containing carbon dioxide
CO₂を含む混合ガスからハイドレートを生成する過程をその場ラマン計測した研究です。純CO₂、燃焼排ガス、バイオガスを対象にハイドレート中のガス組成をリアルタイム観測し、生成初期の水和物核ではCO₂が優先的に取り込まれ、N₂やCH₄は取り込みにくいことを発見した。ラマン分光によりハイドレート型CO₂分離・回収法の微視的機構解明に成功しています。DOI: 10.1038/s41598-021-88531-x
ラマン CO2 ハイドレード